健康診断コース・オプション検査

MRI検査：脳梗塞、脳出血、まだ症状の出ていない無症候性脳梗塞(かくれ脳梗塞)、脳腫瘍などの異常を見つけ出します。
MRA検査：クモ膜下出血の原因となる脳動脈瘤や脳血管奇形、脳梗塞の原因となる脳血管の細い部分を立体的に見て異常を見つけ出します。

検査を受ける方への注意事項

• 体内電子機器(ペースメーカー、人工内耳等)を留置されている方は検査をご受診いただけません。
• 閉所恐怖症のある方は、検査をご受診いただけない場合がございます。
• 体内金属(脳動脈クリップ、術後の体内金属(ステント、インプラント等))が留置されている方は、検査をご受診いただけない場合がございます。
• 義歯(入歯)をご使用されている方で「マグネットデンチャー(磁石によって着脱を行う義歯)」を使用している場合は、磁石が義歯側にある場合のみ検査可能です。
• 付着品(マスカラ、カラーコンタクトレンズ、薬剤浸透性絆創膏等)は原則外していただきます。薬剤浸透性絆創膏に関しては、交換品をご持参ください。

検査をお勧めする方

• くも膜下出血の家族歴がある方
• 動脈硬化高リスク(肥満(特に内臓脂肪型肥満)、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙者)の方
• 脳神経症状(歩行障害、四肢マヒ、構語障害)のある方

検査概要

• 血液検査により甲状腺機能の状態を調べ、甲状腺機能亢進症（バセドウ病）や甲状腺機能低下症（橋本病）を早期に発見します。
• 甲状腺の病気は他の病気(脂質異常症、自律神経失調症、更年期障害など)と間違われる場合もあり、甲状腺の異常に気付いていない場合があります。
• 甲状腺疾患が気になる方は併せて甲状腺超音波検査もお勧めします。

検査をお勧めする方

• 甲状腺疾患の家族歴がある方
• 亢進症(手指振戦、発汗、イライラ感、体重減少、動悸、頻脈など)のある方
• 低下症(易疲労性、言語緩徐、体重増加、除脈など)のある方

検査概要

• 頸部（あごから下の首全体）にゼリーを塗り、エコーを軽く押し当てて検査します。
• 発見されやすい疾患として甲状腺腫瘍などがあります。

検査をお勧めする方

• 甲状腺疾患の家族歴がある方
• 過去の健診や人間ドックで甲状腺腫を指摘された方
• 首の前部の腫れが気になる方

検査概要

• 血液検査によりインスリン(血糖値を下げる働きをするホルモン)が効きにくい体質(=糖尿病になりやすい)かどうかを調べます。

検査をお勧めする方

• 糖尿病の既往歴・家族歴がある方
• 肥満、運動不足、高脂肪食の方
• 高齢の方

検査概要

• 超音波検査で血管の状況(血管壁の厚み、隆起性病変の有無、血管の詰まりなど)を調べ、動脈硬化の有無を調べます。

検査をお勧めする方

• 肥満(特に内臓脂肪型肥満)、高血圧、糖尿病、脂質異常症の方
• 喫煙する方
• 一過性脳虚血発作既往歴、脳神経症状(歩行障害、四肢マヒ、構語障害など)のある方

検査概要

• 動脈硬化の進行を放置すると、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血、閉塞性動脈硬化症などを引き起こす原因となります。
• この検査では、全身の動脈硬化の程度を判断し、血管年齢を推定します。
  ※ 別途【心電図検査】を受診していただく必要がございます。

検査をお勧めする方

• 血圧、血糖値、コレステロールが高い方
• 肥満の方
• 喫煙される方

検査概要

• 体の周囲をらせん状にX線撮影を行い、胸部X線とは異なる方向から断面像を撮影します。
• 胸部X線撮影では観察が困難だった部位の病変や微細な病変(肺野型肺がん等)を発見します。
• 野村病院予防医学センターでは、新型80列マルチスライスCTを導入しており、胸部撮影の息止め時間は約4秒で終了します。※ 検査状況によって異なります

検査をお勧めする方

• ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×年数)が400、特に600を超える方
• 肺がん家族歴のある方

検査概要

• 3日間採取した痰を診断し、胸部X線では見つかりにくい肺門型肺がん等を発見します。
  ※ 痰が出にくい場合、診断ができない場合がございます。

検査をお勧めする方

• ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×年数)が400、特に600を超える方
• 肺がん家族歴のある方

検査概要

• 血液検査により胃の萎縮、胃の老化の程度、胃がんのなりやすさなどを調べます。

検査をお勧めする方

• 胃部X線検査を受診されない方
• 胃がん家族歴のある方
• 塩分摂取量が多めの方

検査概要

• 胃潰瘍、胃の老化、胃がんの原因の一つと言われているピロリ菌の有無を調べます。
  ※ 便潜血検査とは別の容器での採便となりますので、事前にご予約をお願いいたします。

検査をお勧めする方

• 胃潰瘍の既往歴のある方
• 胃がん家族歴のある方

検査概要

• 消化管内部の変化などを高精度に診断ができ、必要に応じて組織検査も可能です。

検査をお勧めする方

• バリウム検査で異常を指摘された方
• 健康診査などでピロリ菌を指摘された方

検査概要

• 前立腺肥大、前立腺がんを早期に発見します。

検査をお勧めする方

• 50歳以上の男性の方
• 排尿障害(残尿感、頻尿、夜間尿、尿線中断、排尿開始遅延、尿勢低下、尿意切迫など)のある方

検査概要

• 血液検査によりC型肝炎ウィルスへの感染有無を調べます。

検査をお勧めする方

• 輸血歴、血液製剤の使用歴のある方
• 肝機能障害の既往歴がある方

検査概要

• 婦人科医による内診および採取した子宮頸部細胞の診断により、子宮頸がんを早期に発見します。

検査をお勧めする方

• 30歳以上の女性の方
• 多妊婦、多産婦の方
• 複数の性パートナーのいる方

検査概要

• 子宮や卵巣に異常がないか調べます。
• 内診では判別しづらい卵巣腫瘍の有無や子宮筋腫の大きさ、位置などが観察できます。
• 婦人科医師がプローブを膣内に挿入し、子宮や卵巣の近くから鮮明な画像を撮影します。
• 経腟超音波検査は経腹法と違って、排尿した後でも検査が可能です。

検査をお勧めする方

• 40歳以上：閉経遅延(51歳以上)、動物性脂肪の摂取量が多めの方、肥満、糖尿病、高血圧の既往歴がある方、少妊少産の方、女性ホルモン過剰の方
• 卵巣疾患の既往歴がある方
• 卵巣がんの家族歴がある方

検査概要

• 専用の装置で乳房のX線画像を撮影し、医師による読影診断を行います。
  ※ 撮影時に乳房を圧迫するため、痛みを伴うことがあります。

検査をお勧めする方

• 早期の初潮、閉経遅延、高齢初産、未経産の方
• 肥満の方
• アルコール摂取量が多めの方

専用の装置で乳房の超音波画像を撮影し、医師による読影診断を行います。

検査をお勧めする方

• 早期の初潮、閉経遅延、高齢初産、未経産の方
• 肥満の方
• アルコール摂取量が多めの方
• 閉経前の方には超音波検査、閉経後の方にはX線(マンモグラフィ)をお勧めします。

検査概要

• 外科医による視触診を行います。マンモグラフィや乳房超音波検査など、画像診断と併せて受診することで、乳がんの早期発見を行います。
  ※ 女性医師による診察をご希望の方は、必ず予約時にお問い合わせください。

検査をお勧めする方

• 早期の初潮、閉経遅延、高齢初産、未経産の方
• 肥満の方
• アルコール摂取量が多めの方

検査概要

• 骨粗鬆症を早期に発見します。
• 骨粗鬆症になると骨がもろくなり、腰や背中の痛みが出たり、骨折しやすくなります。

検査をお勧めする方

• 高齢の方
• 閉経後の女性の方、女性ホルモン不足の方
• 運動不足、痩身、無理な減量経験のある方
• 喫煙する方、アルコールやカフェインの摂取量が多めの方

検査概要

• 肥満は生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症)を引き起こします。特に脂肪が内臓の周りに蓄積する「内臓脂肪型肥満(かくれ肥満)」は注意が必要です。
• この検査では、CTを利用して内臓脂肪の面積を測定します。

検査をお勧めする方

• 肥満の方
• 高血圧、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)の既往歴がある方

胃がん、大腸がんなど、消化器系のがんを主な対象とします。
その他、肝臓がん、胆のうがん、膵臓がん、肺がん、乳がん、卵巣がんなど、幅広く陽性反応を示しますが、臓器への特異性は低めです。

消化器系がんの中でも、特に膵臓がんを主な対象とします。
その他、胃がん、大腸がん、肝臓がんなどでも反応を示します。

肝(細胞)がんを主な対象としています。
その他、特にB型、C型の慢性肝炎障害のある方にもお勧めします。

膵臓がん、特に膵頭部がんを主な対象としています。

卵巣がん、子宮がん、子宮内膜症を対象としています。
※妊娠初期や月経時などに、一過性の上昇がみられることがあります。

検査概要

• 呼吸や血中の酸素の状態などで測定し、睡眠呼吸障害の程度（AHI）を求めることができます。
• 測定機器を貸出します。ご自宅で1晩測定後、当施設までご返却いただきます。

検査をお勧めする方

• 毎晩大きなイビキをかいたり、昼間に眠くなることがよくある方
• 起床時の頭痛やだるさがある方
• 20歳の体重より10kg以上の増加を認める方

検査概要

• 視野検査は物の見える範囲を調べる検査です。視野が狭くなる病気で最も多いのが緑内障です。この検査を行うことで、緑内障の早期発見が可能です。
• また、この検査は他の目の病気や脳腫瘍の発見にも有効な場合があります。
  ※ 別途【眼底検査(有料)】の受診が必要となります。

検査を受ける方へ

• 検査前日は十分な休養をおとりください。
• 日常生活で眼鏡やコンタクトを使用されている方は検査当日お持ちください。

検査をお勧めする方

• 緑内障は早期発見、治療が望ましい病気です。異常判定の際には眼科の受診をお勧めいたします。
  ※ 別途、眼底検査（別料金）が必要です。